卒展2020-2021 大垣女子短大

大垣女子短期大学デザイン美術学科の第49回卒業記念展(2020-2021)に伺ってきました。

デザイン美術学科 | 大垣女子短期大学 (ogaki-tandai.ac.jp)

会期:2021/2/9(火)~2/14(日)
会場:岐阜県美術館 県民ギャラリー

私が個人的に大垣女子短大を認識したのは2019年に名古屋で開催されたiPhoneケース展でした。そこで個性的なケースを大量に出展されていて、いろいろ新しいことに積極的な学校なのだろうという印象でしたが、想像していた通り元気で勢いを感じられる卒業制作展でした。

伺った当日はコミックイラストコースの伊豫治好准教授とお話しすることができました。 下記は話した内容の簡単なまとめです(立ち話で私の解釈も入っているので参考程度にお読みください)。

  • 最先端ではないがデジタル系の技術にキャッチアップしている。
  • 社会と学生の要望に応じてコース内容を変えている。今年からはゲームやCGについて特に力を入れており、志望する学生も多い。
  • コース分けはするが、学生個人のやりたいことや好きなこと聞きながら、先生として手助けするようにしている。漫画コースであってもゲームを作ったり、パッケージや小物を作る学生さんもいる。
  • 最近はスマホでもイラストが描けるようになってきたが、小さい画面では手首だけを使ってしまい良くない。漫画やイラストでは腕全体を使って描く必要があると指導している。
  • 漫画、コミックイラストのコースでもPCで描くことが多くなっていて、学校として設備をそろえるが、学生自身でも自分の機材を買うように勧めている。
  • 就職面では3D、ゲームに関する多くの人材が求められていて、会社やスタジオの一員として働き始めることができる。イラストなど2Dの場合は作家性が強く、一つの絵だけで世界観を表現できるような高度な技量が求められる。
  • ゲームクリエイターというとプログラムや数学といったイメージがあるが、キャラクターデザインなどは感性が重要である。

2021.02.14 初稿
2021.02.17 誤字修正、文言調整

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